Hobo’s Lullaby

演奏の写真を撮影してくださった方がおりました。お声掛けいただきありがとうございました。

 活動の主体がイベントから箱バン中心となりましたが、従来のスタイルでの演奏が全くなくなったわけではありません。ときには外での演奏も行います。しかし、屋外の場合、音量をはじめとして様々な問題がありますので、事前の確認や相談が大切になります。

2024年5月27日(月)16:15-16:45

I only wanna be with you
La plus belle pour aller danser
The girl from ipanema
Romeo and juliet suites
-Prologue /w Violin
-Juliet
-What is a youth
Poupee de cire poupee de son


 以下は記事化せずに書き留めていた2021年度の記録です。現在とは様相が異なる面もありますが、過去の記録として公開します。


演奏場所に関する備忘録

 音楽活動を行っていると、思いもしなかったような問題に直面することがあります。ここでは、私たちのケースとして、これまでの活動で障壁となったことや、判明したことを忘れないように記しておきます。もし同じような活動をされている方がいらっしゃれば、何かの参考になるかもしれません。今回の内容は「演奏できる場所が少ない」ということに関する記録です。


演奏場所は少ない

 オーディエンスの方は意外に思うかもしれませんが、生演奏が可能な場所というのは想像以上に少なく、演奏目的で借りられる場所も、私たちの活動エリアには数えるほどしかありません。

 これはつまり、日常の中で生の音楽を聴くことに対する需要のなさのあらわれですが、それだけでなく、どうやら演奏行為自体が迷惑になっているという事情もあるようです。端的に言うと、音がうるさいという苦情が結構あるらしく、演奏の場を設けにくいということ。これは単純に音量の問題だけではなく、音楽自体を嫌う方がある程度存在するということのようです。

 確かに、何かを好む方が居れば、好まない方も居るというのは自明の理。これは音楽以外のジャンルでも同じようなものかもしれません。例えば、スケボーを練習したいが滑る場所が無い、釣りをしたいが釣り禁止の場所ばかり、などと似ています。ですので、これは仕方のないことかなと思っています。


ライブハウスも厳しい

 演奏するならライブハウスを借りればいいのではないかと思われることでしょう。しかし、先述の通り、私たちの活動エリアにはわずか数店しかなく、借りるにも、一回(数時間)で数万~数十万円というコストがかかります。そして、たとえ借りることができたとしても、お客様に観に来ていただき、投下コストを回収するのは簡単なことではありません。これは特にバンド単体では厳しいものです。

 方法としては対バンという選択肢もあるのですが、一般的にはライブハウスで演奏するのは高校生以上の大人、且つ、ロックなどのバンドが多いため、子供を含むような形態のバンドはジャンル的に合わないため敬遠されやすく、ブッキングや対バンは組み難いものです。これらのことから、ライブハウスには向いていないともいえます。実際今まで声を掛けられたことは一度もありません。


飲食店は巡り合わせ

 人によっては、カフェなどの飲食店で生演奏をしているイメージを持つ方も居られるでしょう。しかし、それは過去の話、または映画の中や一部の国や地域などでの話で、少なくとも私たちの活動エリアにおいては一般的とは言えません。

 そもそも、飲食店や専門店は、それら本来の目的の為に営業していますので、演奏が入ることを前提にしている一部の店以外、演奏のためだけに貸してもらえるものではありません。また、以前は、職場の歓送迎会や結婚式の二次会など、身内の集まりで店を貸切にするということもありましたが、最近は貸切を行っている店も減少しており、中には貸切という言葉の意味自体をご存じない店主の方も実際何名か居りました。

 このように飲食店を借りるのは簡単なことではありませんが、特に、お洒落な店舗などの場合、収益よりも店主の趣味や主義が優先されることがあり、たとえ貸し出しを前提とした店だとしても、実際には貸していただけないということもあります。これは金銭の問題ではありませんから、仮に、相場以上の高額な料金を全額前払いで支払うと言っても無理なこと。もし、貸してくれそうな場合でも、何年も通ってもらってから考えるなどと言われる場合もあり、とにかく非常にハードルが高く、よほど運がいいか、相性の合う店主に出会えるか、元から音楽に理解のある店主のお店でないと難しいということが判りました。要するに、基本、門前払いが多いということです。


屋外は有望

 屋内でなければ屋外。と言うことで、こうなると公園や河川敷なども選択肢となってきます。これらは不便な点もありますが、利点もあり、解放感も楽しめますので、私たちはそのような場所で演奏していました。

 不便な点としては、電源が無いため、音量や音質も妥協せねばならず、天候や気温の影響も受けます。また、自動車や工事の音など、周囲の音も意外と多いものです。利点としては誰かの目に留まること。たとえ散歩の方が微かにチラ見してくれるだけだったとしても、屋内のように外から中を見ることが出来ない状態よりは良いのかなとも思います。注意点として、ほとんどの公園は無料で利用できますが、中には演奏行為を禁止している公園などもありますので、事前に確認や許可が必要です。


その他の選択肢

 ライブハウス・飲食店・屋外以外の選択肢として、レンタルスペースという場所があります。私たちの場合、現状、普通に借りられるのはここしかありません。これは貸すことを目的とした商売ですから借りられるのは当たり前なのですが、他が借りられなさすぎるので、借りられるだけでありがたみを感じます。

 しかし、レンタルスペースといえども必ず借りられるという訳ではなく、その店の決まりとして音出しが出来ない所もあり、その場合、当然借りることは出来ません。それとは別に、音出しについて禁止ともそうでないとも示さない店もあり、借りたいと伝えても、音出し不可を理由に断られることも何度かありました。その店では、私たち以外に演奏利用で借りている方も居られますので、そういう所は関係者や有力者の紹介など、何らかのコネクションが必要なのかもしれません。もしくは、店主の好み、または、演奏者の技量などによって貸し出しの可否が判断されるのかもしれません。

 尚、ビジネス利用が主となるレンタルスペースでは、当然のことながら、楽器演奏は禁止されている場合が殆どです。対して、一般的な多目的レンタルスペースでは、アコギ程度ならだいたいOKなところが多いようです。ライブハウスのように賃料も高価ではなく、チケットなどに関する決まり事もないので、ライブでのお客様の負担が少ないというのもレンタルスペースの良い点です。


イベント参加はお薦め

 上記以外では、何らかのイベントへの参加するという選択肢もあり、私たちもこのパターンが多いです。イベントの良い点は、数多くの方が参加しているので新たな出会いが期待できること。問題は、私たちの出演できるイベントが少ないこと。仮に依頼があった場合でも、趣旨や雰囲気や日程が合わなければ出演はできないということ。また、公共の施設であっても、イベントに関しての人選は担当者が決めていますので、馴染みの方か、コネクションのある特定の方しか出演できないということもあります。公共だから公平と言うことではありませんので、これも仕方ありません。

 主催が集客施設などの場合は、集客数という観点から判断されることがあります。大人も子供もキャリアも関係なく、単に「何人集客できるのか?どれだけ集客が見込めるのか?」など、先方から求められることは数です。担当者にもよるのでしょうが、音楽性についてとか、地域文化を育てるとか、そういったことはまず考えてはもらえません。もしかすると断り文句として上記のような発言をするのかもしれませんが、集客施設としての考えは全く正しく、その通りですので、参加できるようになるためには、自分たちの集客力を上げる必要があります。

 また、これはどんな場合でも共通だと思いますが、特に音楽の場合、子供だから優遇されるということは全く無く、扱われ方は大人と対等か、むしろ厳しい印象です。しかし、対等以下であるというのは修行の身の私たちにとっては良いことでもあります。もし私たちのような形態のバンド活動を開始しようと考えておられる方は、始めるにあたり、今の時代、音楽活動に対して社会の理解や許容は無いに等しいと考えていたほうがよいでしょう。このように現実は厳しいですが、数少ない理解者に出会ったときの喜びは大きくなります。


理不尽が普通

 他には、市町村などの自治体や、商店会や商業組合などが管理する公共施設、または指定管理者などが運営する公的施設などもありますが、これらは一見安心確実なようでも、私たちのように立場が弱い者は、時には予約をしても、その後、私たちより立場が上の方からの予約が入ったりすると、後から取り消されたりするなど理不尽な扱いを受けることもあります。機材や告知の準備にコストをかけていると損失も大きいですが、力のある団体や組織にはかないませんので、抗うと余計ひどい目に遭う可能性も考えられます。こういう場合、泣き寝入りするというのも被害を拡大しないため自分たちを護るための方法の一つです。


支援者へ感謝

 場所を借りる際には日時の問題というのもあります。そもそも小学生は平日や夜間の音楽活動は出来ませんので、基本的に日曜や長期休みの時しか自由な時間はありません。特に日曜は需要が集中するため、場所が見つかっても予約が取れないということもあります。

 最後になりますが、お店やレンタルスペースにかかわらず、店主や責任者の判断により、利用を断られる場合があるということについて、当然のことながら、貸すか貸さないかは貸す側の判断ですので、どのような理由で断られたとしても、それは仕方のないことです。また、貸し主が、貸さない理由を説明する義務もありません。他の演奏者は借りられても自分たちは借りられないということも普通にあることなのです。もし同じ境遇の方がいらっしゃって、同じように疑問を持っているのであれば、あきらめずに探し続けてみましょう。どこかに必ず受け入れてくれる所があるはずです。

 いろいろ述べてみましたが、この状況が変わることは、この先もあまり期待できそうにありませんので、演奏場所については、今後も工夫したり、粘り強く探したり、アイディアを生み出したりするしかないでしょう。

 このように厳しい状況の中、私たちの活動にご協力してくださっているお店や団体、企業の皆様には心から感謝しております。上記記事が私たちと同じような活動をしている方の参考になれば幸いです。

(ブログ未掲載 2021年度の記録)

作成者: Az

アコースティックバンド Premier Ensembleのブログです。