Amplifiers 3

私たちがライブやリハなどで使用しているアンプをご紹介致します。今回は【お気に入りのアンプ編】です。

Ashdown Woodsman Classic

これは何と言ってもデザインとトーレックス(HESUなどにも使われている汎用品ですが)の感じが好みで、サウンドも私たちが演奏するローファイな懐メロ曲にも合っており、一番気に入っています。製造時期によりフィルターの定数に違いがあるのか(開ければ判るのですが面倒なので未確認)トーンが明確に異なり後期の物ほどブライトです。スピーカーはカタログではフルレンジ×1となっていますが、実際にはウィザー+ツイーターの2wayです。ファンタム電源は無し。リヴァーブは共用でチャンネルごとのオンオフも出来ません。コンパネは前方ですが、電源と位相のみ後方という独特な配置。私には使いやすいですし、よく考えられていると思います。しかし、デザインや機能、そして特にサウンドについては、クリーン・フラット・ナチュラル・多機能・汎用性などを求める一般的なユーザーには好まれないタイプかと思います。基本ベースアンプのメーカーですし、他社製品と比較になった場合、価格的な優位性もありませんので普通は選ばないかと思います。と言うか、既にディスコンです。

Ashdown Woodsman Parlour

こちらも既にディスコンになっていますが、上記のモデル同様デザインが好みです。必要最小限の機能と、バックワードコンパネなどで操作性も良好。そして意外なことに軽量で、それが最大の魅力と言えます。私たちのようなバンドは機動性が重要です。そして身体的負担が少ないことも大切。若かりし頃は、JMP1959ヘッドを右手に、ファズフェイスやクライベイビーなど重くて大きなエフェクターが入ったロードケースを左手に、そして背中にギターを背負って移動しても平気だったのですが、さすがに今はそういう気が起きませんし、体力的にも難しいかと思います。サウンドについては上記同様ですが、ピエゾっぽさがそのまま出ますのでチープ感があります。リヴァーブはギターチャンネルのみでマイクチャンネルには効きませんし、そもそも効きも僅かなので不要に近いです。これも一般的には好まれないでしょう。何よりも軽さを最優先するという方には良いかもしれませんが、今は軽さと同時に全てを兼ね備えたVOXのVX50-AGなどがありますから厳しいですね。とは言え、ベースアンプメーカーのAshdownにはこれからも頑張って独特なギターアンプも創り続けて欲しいと願っています。

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カテゴリー: Equipment

作成者: Az

アコースティックバンド Premier Ensembleのブログです。