無題

本棚の書籍を見ると、その人のことがわかるという話があるようです。今、目の前にある小さな本棚には何がどのように排架されているのか見てみましょう。عمر خیام رباعیات・「遠野物語」柳田國男・「L’imagerie de la musique」Fleurus版・「大好きが虫はタダシくんの」阿部共実・「方丈記」鴨長明…さて、私はどんな人?

そんな話はどうでもいいとして、私たちのバンドはまだ始まったばかり。バンド活動は旅のようだと何処かに書きましたが、始まったばかりのその旅も、いつかは終わりを迎えることになります。

これは全てのことがそのようになっているわけですので、それについてはそうだなと思うしかありません。これを突き詰めれば何もかも幻のようなものということになりますから、万事考えるよりも感じることを大切にしていったほうが良いような気もしてきました。というよりも、自分は元来そのような指向の人間だった可能性もあります。

そうなのかな、と思いながら目の前の書籍に目をやると、数冊の開高健・Bécassine・動物裁判…と続いています。足元にはボードリヤールやエヴェレット解釈本などが埃を被って何年も放置状態。先述した本棚云々の話は本当なのかもしれませんね。

作成者: Az

アコースティックバンド Premier Ensembleのブログです。