自問

 ブラウン管テレビを廃棄してから20年以上経ち、その間、ほぼテレビは視聴せず、たまにナビのチューナーでニュースを数分視る程度。YouTubeなどの動画サイトも、全くと言っていいほど視聴することもなく、映像コンテンツを楽しむのは、DVDなどで映画を観るときのみです。そんな私も、子供の頃は日常的にテレビを視聴していました。 

 当時夢中になったドラマの一つが、大場久美子さん主演のコメットさん。映像の中の全てが、自分もその時代に生きていたとは思えない、今となっては夢のような世界です。この頃の映像や音楽を観たり聴いたりすると郷愁感で目が潤んでしまう、いつの間にかそういう年齢になってしまいました。

 昭和の世界に戻りたい。懐かしさを感じた時などに、そう考えたことがある人は、私だけではないと思います。しかし、もし本当に戻れるとするならば、果たして自分は戻るという選択をするのでしょうか。

コメットさんも、いつも誰かの為に駆けまわっていました。

 思えば、生来、浅見短慮でありながら万事幸運に恵まれ何の不満もない充実した日々を過ごし、我儘さえ世間の温情により赦されてきました。これ以上望むものがあるのだろうか・・・考えるまでもないでしょう。

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 「戻るという選択をすることはない。」という結論。

作成者: Az

アコースティックバンド Premier Ensembleのブログです。